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弁護士のWEB集客 4つの方法【WEBマーケティング初心者必見】

弁護士のWEB集客と一口に言って何となくのイメージで語っておられませんか?

弁護士のWEB集客をするときは、どのようなWEB集客方法があり、どのような特性があるかを踏まえて戦略を立てることが重要です。

 

本記事では当事務所のWEB集客を一人で担い、WEB集客の試行錯誤を重ねた私の経験から弁護士のWEB集客はどのようなものがあるかを徹底解説します。

 

弁護士のWEB集客方法としては4つの方法があり得ます。大きく分けるとリスティング広告、ポータルサイトとSEO対策、さらにSEO対策の中でもブログ型とアフィリエイト型です。

※本分類は私が蓄積してきたWEB集客の知見を結集した独自の分類です(とくにSEO対策のブログ型とアフィリエイト型)。

 

なお、弁護士の中にはFacebookやTwitterを活用してSNS経由で新規法律相談を得ておられる方も多いようですが、SNSで繋がっている時点で知人からの紹介に性質が近いように思われます。

また、私自身がSNS集客はあまり詳しくないのもあって弁護士のWEB集客の文脈では解説しません。ただ、最近はSNS戦略を練り直して頑張っております。良かったらフォローしてください笑

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(執筆者)弁護士 坂尾陽(Akira Sakao -attorney at law-)

2009年      京都大学法学部卒業
2011年      京都大学法科大学院修了
2011年      司法試験合格
2012年~2016年 森・濱田松本法律事務所所属
2016年~     アイシア法律事務所開業

 

1.     WEB集客①:リスティング広告

一つの目WEB集客方法はリスティング広告です。

リスティング広告とはGoogleやYAHOO!で「弁護士 WEB集客」で検索したときに、検索結果の上枠に3~4個ぐらい表示される広告によるWEB集客です。

 

リスティング広告によるWEB集客のメリットは、どのキーワードで広告を表示させるかを選べることです。リスティング広告はキーワードごとに広告費用が決まっており、その費用を支払えばGoogleやYAHOO!が検索結果の上位枠に表示してくれます。

 

他方で、リスティング広告のデメリットは広告費がかかることです。リスティング広告では、検索結果上位枠に表示された広告をクリックすると、弁護士事務所のページに移動しますが、その時点で1クリック当たり定められた広告費を支払うことになります。

WEB集客は無料で行えると考える方もおられるようですが、弁護士業をビジネスと考えると費用投下が重要であることは理解しておくべきです。

 

リスティング広告とSEO対策

WEB集客はリスティング広告とSEO対策に大きく分けられます。宣伝広告費を払ってアクセスを集めるリスティング広告と、Google等の検索エンジンに評価されることでアクセスを集めるSEO対策は、WEB集客に一番大事なアクセスの流入元や性質が異なるからです。リスティング広告とSEO対策の違いについては下記記事も参考にしてください。

おすすめリスティング広告とSEO対策 初心者でも5分で分かるメリット・デメリット

 

2.     WEB集客②:ポータルサイト

弁護士のWEB集客というと弁護士ドットコムを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。弁護士ドットコムのように多数の弁護士が掲載されているサイトをポータルサイトと言います。

 

2つめのWEB集客はポータルサイトによるものです。ポータルサイトは弁護士を探している相談者がポータルサイトに掲載されている弁護士に問い合わせをすることで法律相談に繋がります。

 

ポータルサイトの特徴は、比較的低額でWEB集客ができることです。ポータルサイトでは概ね月額3~5万円程度の掲載費用を支払えば、法律相談希望者に合わせてランダムに弁護士が表示されます。

相談者は上位表示された弁護士から問合せる傾向にあるため、たまたま良質な法律相談者が弁護士を調べているときに上位表示されると良いWEB集客方法になる可能性があります。

 

他方で、ポータルサイトではどのような相談者が弁護士を探しているかはコントロールできません。例えば、離婚分野で掲載されたとしても、相談者が抱える悩みは養育費に悩んでいるのか、財産分与に悩んでいるのか、そもそも離婚しようか迷っているのか様々です。

「離婚アドバイザーか友達にでも相談してくれ!」と言いたくなるような相談が来る可能性が高いのも事実です。

(参考)弁護士検索ポータルサイトの不満3選と解決策

 

3.     WEB集客③:SEO対策-ブログ型とアフィリエイト型

SEO対策とは、GoogleやYAHOO!で検索したときに、リスティング広告枠を除いて検索結果で上位されることで集客する方法です。

例えば、「銀座 法律相談」で検索すると当事務所が2番目に表示されます(2018年12月現在)

銀座で法律相談をしたい方が当事務所のホームページを見てご相談に来られたときはSEO対策のWEB集客が成功したことになります(ただ、実は「銀座 法律相談」で上位表示されるメリットはごくわずかです。この点は別途解説できればと思います。)。

 

SEO対策は成功すれば多大なメリットがあります。検索結果で上位枠に表示されることは信頼の証だと思われますし、宣伝広告費もかかりません。

 

他方で、SEO対策はどのキーワードで表示されるか分からないことがデメリットです。

そもそも上位表示できるかは分かりませんし、予想外のキーワードで上位表示されることもあります。

上位表示されないとWEB集客効果がないですし、逆に変なキーワードで上位表示されると無駄な問合せが増えて業務に悪影響が出る可能性もあります。

 

3.-(1)  ブログ型のWEB集客

3つめがSEO対策の中でもブログ型のWEB集客です。小規模弁護士事務所がWEB集客するときに最も多い方法ではないかと思います。

とりあえずWEB集客をしようと思ってホームページを作って、記事を書いている弁護士はすごく多いですよね。

 

ブログ型はとくにキーワードを定めず弁護士が関心のある事項について記事を書いてWEB集客しようとする方法です。

マーケティングの観点から言えば即効性あるWEB集客効果が望めないように思われます。しかし、ブランディング効果があることや、そもそも弁護士が自己表現の場として趣味で記事を執筆していることも多くWEB集客を狙っていないのかもしれません

例えば、「岡口裁判官の分限裁判に対する感想」というブログ記事は法律相談者からの問い合わせは狙っていませんよね?

 

事務所全体でブログ型のWEB集客に取り組んでいる法律事務所だと、様々な法律トピックについて解説記事を作っているところもあります。

このレベルまで行けば特定分野に詳しい弁護士としてのブランディング効果があるのみならず、様々なキーワードからの流入が望めて十分なWEB集客効果があるでしょう。

 

本サイトはブログ型!

実は、本サイトは分類としてはSEO対策-ブログ型に属します。

しかし、本サイトの目的は法律相談者の問合せを獲得するWEB集客ではありません。

本サイトはブランディング効果を狙ったものですが、本サイトの目的は別記事で説明したいと思います。

(参考)採用マーケティングについて考えてみた|私たちが抱える課題と解決の方向性

 

3.-(2)  アフィリエイト型のWEB集客

弁護士のWEB集客方法として最も上位のマーケティング戦略に位置付けられるものが、4つ目のSEO対策-アフィリエイト型です。

GoogleやYAHOO!でキーワード検索してときにサイトを上位表示させてWEB集客を図るものですが、ブログ型との違いは一貫したマーケティング戦略があることです。

 

アフィリエイト型のWEB集客は、ズバリ「狙った検索キーワードで上位表示させる」ことを目的としている点が特徴です。

検索キーワードで上位表示させることができるのかと疑問に思われるかもしれませんが、答えは「No. 但し可能性を高める方法はある」です。

 

しかし、いずれにせ多大な労力と豊富な知識が必要とされるため、最も難易度が高いWEB集客方法であることは間違いありません。

 

注意:弁護士の広告掲載とアフィリエイト

本記事ではあくまでアフィリエイト型のサイトを弁護士事務所自身が運営していることが前提です。もし、第三者のアフィリエイトサイトに広告掲載をするときは、紹介料規制違反(弁護士法72条違反)の問題があるため極めて慎重な検討が必要と思われます。なお、私たちは、第三者のアフィリエイト・プログラムを利用して弁護士業の集客をすることは行っていません。

 

まとめ

 

本記事では弁護士のWEB集客方法を4つ解説しました。まとめると以下の通りになります。

メリット デメリット
リスティング広告 すぐに狙ったキーワードで、広告を上位表示できる 多大な宣伝広告費が必要
ポータルサイト 一定のWEB集客が可能 筋悪の法律相談が来る可能性

ある程度の宣伝広告費が必要

SEO対策

(ブログ型)

気軽に趣味で始められる WEB集客効果が低い
SEO対策

(アフィリエイト型)

集客効果が大きい

宣伝広告費が不要

難易度が相当高い